トンネル点検・補修設計Tunnel inspection and Design for repair

社会資本ストックの維持管理・更新の重要性が再認識されている昨今、
当社では道路トンネルをはじめとする各種トンネルの構造把握ならびに、
利用者の安全確保を目的とした定期点検や詳細調査の計画・実施、健全性評価
を実施することで、施設の長寿命化を実現する措置を提案します。
また、調査結果や計画のシナリオに応じた補修補強設計についても検討を行います。

業務内容

トンネル定期点検

定期点検は、トンネル(道路トンネル、人道トンネル、水路トンネル)の現在の状態を把握するとともに、次回の定期点検までに措置の必要性の判断を行う上で、重要な技術的所見を得るために行います。道路トンネルは、5年に1回の頻度で実施することが基本とされています。
トンネル本体工や路面の変状、附属物等の取付状態の異常について近接目視・打音調査、触診を基本として、状態の把握を行い、必要に応じて、応急措置を行います。
業務内容
近接目視・打音調査 触診 応急措置(必要に応じて)
変状展開図作成 健全性の診断 点検調書作成

トンネル詳細調査

定期点検等により発見された変状の状況や原因等をより詳しく把握し、対策の必要性およびその緊急性を判定するとともに、対策を実施するための設計、施工に関する必要な情報を得るために行います。なお、調査内容はトンネル毎に個別に判断します。

業務内容
ひび割れ調査(クラックゲージ設置) 漏水量調査
覆工背面空洞調査 覆工背面空洞解析
覆工削孔調査(コア削孔、ドリル削孔)
コンクリート試験 診断(健全度判定) 変状写真帳作成

トンネル補修・補強設計

安全で円滑な交通を確保するとともに、第3者への被害の防止および効率的なトンネルの維持管理を行うために必要な補修工事や長寿命化に向けた補修工事を実施するための設計を行います。

業務内容
健全度判定 対策工の比較検討
数量計算書 対策工設計(ひび割れ,はく落,漏水,空洞,補強)
施工計画 概算工事費算出


業務実績

トンネル定期点検

  • 2023年度
    57本
  • 2022年度
    45本
  • 2021年度
    67本
  • 2020年度
    36本
  • 2019年度
    9本

トンネル詳細調査

  • 2023年度
    15本
  • 2022年度
    10本
  • 2021年度
    17本
  • 2020年度
    28本
  • 2019年度
    9本

トンネル補修・補強設計

  • 2023年度
    46本
  • 2022年度
    45本
  • 2021年度
    109本
  • 2020年度
    101本
  • 2019年度
    71本